六大学野球秋季リーグ

25季ぶりに2連勝

氏家投手が初完投勝利

 東京六大学野球リーグ戦、東大対立大の試合が十月十二日、十三日の両日、神宮球場で行われた。一回戦、東大は序盤から積極的な打撃で立大に打ち勝ち、投げては氏家が安定した投球でリーグ戦初の完投勝利。二回戦は先制本塁打の伊藤、五回から救援した左腕遠藤と、一年生が投打にわたって活躍。最終回には打者一巡の猛攻で追いすがる立大を振り切り、連勝で勝ち点をあげた。東大が一回戦二回戦を連勝して勝ち点をあげるのは、一九八四年春の対立大戦以来二十五季ぶり。

◇一回戦(十月十二日)

立大
 102000010 4
 03020000× 5
東大
 勝 氏家 敗 大浦

 一点を先取された東大は二回、七番中西からの3連続長短打と、二番丸山の適時打で3点をあげ、逆転に成功した。

 三回に同点に追いつかれた東大は四回、九番仲井、一番小原の連打と犠飛で一死二、三塁とした後、三番の一年生伊藤が左前に2点適時打を放ち、勝ち越した。東大の先発氏家は速球とスライダーの切れが鋭く、四回以降は立大打線をわずか2安打に抑える好投。終盤追いすがる立大を振り切り、今季2勝目をあげた。氏家の完投勝利はリーグ戦初。東大は五回までに先発全員安打を記録するなど今季最多の13安打を立大の四投手に浴びせ、先勝した。

◇二回戦(十月十三日)

東大
 200010003 6
 000100020 3
立大
 勝 遠藤 敗 矢島

 東大は初回、一回戦で勝ち越し打を放った伊藤が2ランを放ち先制。五回には二死満塁から丸山の押し出し死球で加点した。八回に同点に追いつかれた東大は九回、投手遠藤が左翼線三塁打を放ち、捕逸の間に生還して勝ち越し。さらに一死満塁から大山の中犠飛と萩原の左前打で2点を追加し、立大を突き放した。立大は最終回にも2安打を放つなどして粘ったが、左腕遠藤が後続を断ちゲームセット。

 五回からマウンドに登った遠藤はリーグ戦初勝利。東大は7安打で6点と効率のいい攻めで立大に連勝し、今季初の勝ち点を挙げた。

教養学部

駒場寮に関する文書出す

盗電に対する注意文も

 東京地方裁判所の執行官による駒場寮の現況調査と、占有権移転禁止仮処分の執行が九月十日に行われたのを受け、教養学部は十月十五日付で、B4の両面に印刷された「学生の皆さんへ 法的措置について」と題した文書を出した。

 この文書中には、「1.今回の法的措置とは何か、2.なぜ法的措置はとられたのか、3.大学の自治と責任について、4.問題解決への努力を訴える」の四項目にわたり、今回行われた法的措置について説明がなされている。

 さらに、教養学部は、十月十四日と十五日付で以下の文章を出し、旧駒場寮生に対し厳しく警告を発した。これは、旧駒場寮生が、他の建物から電気をコードで引いてくることを止めないことによるもの。これまでも教養学部は掲示を通して注意をしていた。

   ◆    ◆   

「警告」
 旧駒場寮建物は、平成8年9月10日に東京地方裁判所により、占有移転禁止の仮処分が執行され、執行官の保管するところとなりました。これは明け渡し請求訴訟の前段階に当たるものです。
 建物に居住している人、また、単に荷物を置いている人やサークルはただちに退去し、荷物を整理し搬出するよう警告いたします。
 クラスルームや駒場祭準備などと称して、建物を使用することもできません。
 平成8年10月14日 教養学部

………………………………

「盗電を禁止する」
 学部からの再三の注意にも拘らず旧駒場寮建物への盗電行為が相変わらず継続されている。
 盗電行為は窃盗(刑法235条および245条)に当たるばかりでなく、安全上の観点からも極めて危険であり、学部としては、この盗電行為を看過することはできない。
 ただちに、旧駒場寮建物への違法で危険な盗電を止めなさい。
 平成8年10月15日 教養学部

   ◆    ◆

解説■ 三鷹国際学生宿舎建設の進行に伴い、駒場寮は今年の四月から寄宿舎としての機能を停止した。このため、新規入寮を停止する措置がとられ、受験生に対する「募集要項」でも“駒場寮は今年度から入寮募集を行わない”旨が明記されていた。また、学部当局は、四月から“入寮募集は認めていないので応じないように”という掲示を出し、学生に注意を呼びかけていた。

 ところが、一部の旧駒場寮生らは、入試や合格発表の時などをはじめとして、継続的に入寮募集を行っていた。六月には寮生が他の建物から電気をコードで引き、学部側がこれを盗電行為として禁止措置を取るなど、トラブルが発生していた。

コラム・淡青手帳

 「59.6%」。
この数字は今回の衆議院総選挙の投票率である。
ついに六割を切って戦後最低となった。
これは有権者の五人に二人が投票を拒否したことになる。
それだけ国政に対して無関心な人が多いのか、それとも魅力のある候補者がいないのか

今回の選挙は、小選挙区比例代表並立制という新しい選挙制度で、わかりづらかったということや、今まで投票してきた人が他の選挙区に移ったり、比例代表に移ったりしたことにも原因があるだろう。
それにしてもこの数字は…と言いたくなる

特に二十代の若者の関心の低さが目立ったという。
自治省によると、二十代の投票率は、平成五年の衆院選で40−58%、七年の参院選では21−31%だったという

「どこの国であってもその国の国民の知的水準に相応する政治しかもてない」とフランスの哲学者が言った。
日本は、しばしば「経済は一流、政治は三流」といわれる。
この哲学者の言葉をそのまま信じれば、日本人の知的水準は果たしてどのくらいか

本来政治は、政治家だけがやるものではなく、国民との共同作業によってなされるものである。
政治家は、今回の投票率の低さをみて、もっと国民の信頼を得るようような努力が必要だし、国民は政治に対して不平を言う前に、積極的に自ら参加していくよう努力が必要だろう

投票に行った人は全員意識が高い、と言うのもまた偏った論理であるが、これからの日本を背負って立つ使命のある大学生として責任ある態度で投票したい。
これが、日本の未来を明るくしていくことになると信じる。

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