駒場祭 おたのしみ 企画案内
第四十七回駒場祭がいよいよ開催される。クラス・サークル活動、あるいは部活動で日頃から頑張っている人たちが中心となり、それぞれ練習の成果を発表したり、これを機会にユニークな企画にチャレンジしていく。“模擬店色”が強いと言われる昨今の駒祭だが、ここでは、駒祭のパンフレットから幾つかの企画を紹介していく。
(※文中の写真は去年のものです)
900番講堂で豪華な演奏会を
フィロムジカ室内管弦楽団 23日13:30〜17:00 900番講堂
今年は、フィロムジカ室内管弦楽団が900番講堂にデビューする。曲目はベートーベン交響曲第1番、ヘンデル水上の音楽ハーティー版、ハイドン交響曲103番“太鼓連打”、と豪華なプログラムになっている。これはもうクラシックのファンなら来るしかない。パートによっては団員も募集しているとか。
是非、この機会に演奏を聞きにいったらいかがでしょうか。「芸術の秋」を、さらにムードつけてくれるでしょう。
アイドルライブへ名称変更
歌謡曲研究会 23日13:00〜 新館前特設ステージ
毎年恒例の「アイドルミニコンサート」が、今回は「駒場アイドルライブ」と名前を変えた。これは東大の学内に名前が知られる名物企画の一つである。今回の歌謡研のイベントで出演する予定になっているアイドルは、菊地愛菜さんと、桜井亜弓さん。アイドルファンの人、野次馬したいだけの人、田舎からでてきて芸能人を一度も見たことない人など、ぜひ新館前ステージへ足を運んでみましょう。
音楽に懸ける愛情を皆様に
東大ピアノの会 22日9:00〜17:00 視聴覚ホール
駒場祭パンフレットより。「音楽は人間を映す鏡だといいます。演奏を聴きながらその演奏者の人柄に思いを馳せてみる…この人はどんな人なのだろう…。そこには、サークルの演奏会ならではの新たな発見が待っているはずです。音楽に懸ける愛情をお伝えすることができれば、これ以上の幸せはありません。私達が指先にこめる想いが皆様の許に届きますように…。」
22日を思いっきり使って演奏会を行う。知っている曲もたくさんあるかもしれません。是非、足を運び、音楽にひたってみよう。
最強の演武会が今ここに
東京大学防具空手部 24日13:30〜18:00 卓球場
駒場祭パンフレットより。「鍛えし五体は刃の如く、闘志が火花を咲かす。敵は眼前。いざ、地を蹴って、天地揺るがす大気合。放つは前蹴・廻蹴。必殺の一撃、ここに炸裂。
これが空手だ! これが〈武道〉だ! そして、これは最強の演武会だ!」
このように、気合が入っている防具空手道部の演武会です。いったいどんな風に行われるのか。是非足を運んでみよう。強くなる秘訣がわかるかもしれない。
内家拳の奥深さが見られる
多聞内神道部 24日13:30〜15:30 剣道場
多聞内神道部は、楊式太極拳を中心とした形意拳、意念型など内家拳の習得を目指している。内家拳とは、身体を柔らかく用い、意識を体中に通すことで身体を動かすのが特徴である。一度内家拳の奥深さを見てみるのもいいのではないでしょうか。そこで、自分の望む武術の姿がみつかるかもしれない。
普段、運動不足で、関係ないと思っている人も、是非刺激を受けるために、足を運んでみましょう。
駒祭名物になった演武会
運動会少林寺拳法部 24日13:00〜15:00 トレーニング体育館
すでに“駒祭名物”となった少林寺拳法部の大演武会である。多くの人の期待に応え、今年もやってくれます。時代の流れを意識し続ける少林寺拳法部は、常に全国でもトップレベルにあり、関東学生大会、全日本学生大会でここ数年“総合優勝”している。この実力の片鱗を、是非自分の目で確かめてみよう。
今年も本当に期待できそうなので、是非足を運びましょう。
毎年恒例の大演奏会開催
吹奏楽部 24日13:30〜15:30 900番講堂
毎年秋の到来とともに駒場で行われる吹奏楽部の大演奏会。今年はついに創部二十五周年ということで、例年にも増して演習に力を入れてきた。吹奏楽オリジナルからポップスまで駒場祭にふさわしい曲を、主に一、二年生の若いメンバーで演奏する。ステージ企画と合わせて楽しんでいこう。
感動の劇もある文V劇場
文V劇場 全期間 1号館109、159教室 駒場小劇場
文Vクラスの仲間が努力して、脚本から舞台設定、そして演出まで全てやってしまうという恒例の企画です。今回の脚本は10。今まで一生懸命練習してきた成果を披露してくれる。観客の中には、毎年涙を流して感動する人まで出てくるというから、これは是非足を運んでみたらどうでしょうか。
96年LV15組の『星の王子さま』、LV14組の『ジョバンニの父への旅』、LV5組の『真夏の夜の夢』、LV10組の『ハックベリーにさよならを』、LV9組『劇・天国から北へ3キロ』に加え、「劇団べろべろのべいじん」、「戯曲の会」、「理2・6組演劇制作チーム」なども登場し、『まどからあなたがみえるわが街・池袋』、『−銀河鉄道の恋人たち−』などを見せてくれる。
真の社会のあり方を考える
世界市民研究会 全期間 1号館165教室
今回は「人権を考える」という題で行われる。 阪神大震災の時に多くの人命を犠牲にした日本の危機管理体制のまずさ、オウム事件を機とする宗教法人法改正や破防法の適用など、国が思想・宗教を管理しようとする傾向、住専問題・薬害エイズ問題に表れる企業優先・人権無視の体質など、最近、市民の人権が踏みにじられる事が多い。改めて、真に市民のための社会のあり方を模索し提言をする。
是非、自分の視野を広げる意味で、足を運んでみたら面白いだろう。
今までにないすごい展示会
考古学研究会 全期間 1号館149教室
今回の考古学研究会の展示はすごい!そうだ。一体なにを展示するのかというと…。
@武田信玄の館跡の発掘。A八ヶ岳山麓の縄文中期の大集落の発掘。B中安時代の集落の発掘。などなど。まだまだこれは一部。もっとすごさを知りたい人は、是非足を運んでみよう。
「安楽死」について考える
本部企画 24日12:30〜15:00 13号館1313教室
今回の本部企画は、「安楽死を考える 〜死にゆく人に必要なことは何なのか〜」と題したシンポジウム。「安楽死」の問題を一つの焦点として、死にゆく患者にかかわる医療のあり方を討論する。痛みの管理やホスピス・ケア、患者の権利問題など最新の情報をもとに、現代日本の医療の課題を考えていく。
シンポジストは、『医者が癌にかかったとき(正・続)』を書いた、日本赤十字看護大学教授の竹中文良氏、『安楽死から尊厳死』『安楽死‥人間に“死ぬ権利”はあるか』を書いた、宮野彬氏。そして学生たちである。
延命技術の進展により、死の迎え方は多くの人にとって切実な問題となっている今日、死に臨む患者の抱える苦痛・苦悩を軽減するためには何が必要なのか。そして、私たちには何ができるのか。多くの人と考えてみるきっかけにしよう!