淡青手帳

第840号(2001年9月15日号)

 先日、東京ディズニーシーに行ってきた。開園当日には会社を休み、子供にも学校を休ませて駆けつけた親子連れもいたほど、ディズニーシーの開園日を待ち焦がれていた人が多かったそうだ。先駆けて行った友人に、おすすめのアトラクションを教えてもらい、準備は万全。残念ながら当日は朝からあいにくの悪天候だったが、昼過ぎから徐々に晴れてきて、夕方すばらしい夕焼けの中で、ディズニーシーがライトアップされたのを見た瞬間は、本当に感動した。

 最近は歌舞伎町の火事、アメリカのテロ事件と衝撃的な事件が多い。これは何かの警鐘だろうか。このような事件を繰り返して、世界は一体どこに行こうとしているのか。この果てにたどり着くのは、絶望の世界ではないかと危ぶむ人がいてもおかしくない。現実ばかりを見ていては、むしろこれからの世界が希望に満ちていると予測することのほうが難しいと思う。

 気がふさがってしまうような暗い事件が起こる日常。何か夢や希望がなければ、生きる気力も奪われてしまう。ディズニーリゾートは老いも若きも現実を忘れて無邪気になって、夢の世界に浸ることができる。ウォルト・ディズニーは「夢は必ずかなう」といったそうだが、ここは我々にとって大切な、希望と生きる力の充電場所なのだろう。

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