１面主要記事 古文書屏風が「里帰り」 　　イェール大と協同研究へ 　7月23日、米イェール大学より、同大学附属のバイネキ貴重書図書館が所蔵する「古文書貼り交ぜ屏風」が、資料修復のために本学史料編纂所に送り届けられた。今後1年以上かけて、屏風に貼られた古文書を一枚ずつはがし、復元する作業が行われる。 　「古文書貼り交ぜ屏風」は、76年前に史料編纂所で製作され、イェール大学に贈られたもの。米国に日本史研究のための資料が乏しいことを憂いた朝河貫一イェール大学教授の呼び掛けに応じて、日本在住のイェール大学卒業生が寄附活動を行い、彼らの依頼を受けた本学文学部の黒板勝美教授（史料編纂所兼任）が古文書を収集して屏風に仕立てた。同時におよそ350点もの資料が米国に贈られ、現在「日本イェール協会コレクション」としてイェール大学バイネキ貴重書図書館に所蔵されている。 　二曲一双の屏風の表には、中世・近世の古文書が28通貼られており、鎌倉時代に東大寺を再建したことで知られる重源の自筆資料など非常に貴重なものも含まれている。資料修復後は本学とイェール大学が共同で、これら古文書の研究を行うことが予定されている。 記事一覧 「持続可能性」担う人材育成―ＳＳＣ設立記念シンポ開催(8/7) 古文書屏風が「里帰り」(7/23)

■他号１面記事へ 第1094号(2010年10月25日号) 第1093号(2010年9月25日号) --選択して下さい-- 第1091号(2010年7月25日号) 第1090号(2010年6月25日号) 第1089号(2010年5月25日号) ■特集記事link

学部長メッセージ 　研究所紹介 　知の肖像 　淡青手帳 　Soccer新世紀 　東京六大学野球

■編集部企画

こころの教育 　今、純潔がトレンディー 　東大野球部DUGOUT 　東大ＯＢの偉人伝

■主　張

「正義」を追求して生きよう 　　第1094号（2010年10月25日号） 　価値観転換提示と捉えよ 　　第1094号（2010年10月25日号） 　善に基づく志を根底に固めよ 　　第1093号（2010年9月25日号） 　規制よりも教育の重視を 　　第1093号（2010年9月25日号） 　国籍に関係なく同じ人間だ 　　第1093号（2010年9月25日号） 　東大生よ、海外に出よ 　　第1092号（2010年8月25日号） 　生きた知識の充実を 　　第1091号（2010年7月25日号） 　貧国で生涯に残る体験を 　　第1091号（2010年7月25日号） 　選ぶ国民も責任の自覚を 　　第1090号（2010年6月25日号） 　イデオロギーから民主党を診る 　　第1090号（2010年6月25日号） 　流されず開拓する者現れよ 　　第1089号（2010年5月25日号） 　決まり事の実行で生活リズムを 　　第1089号（2010年5月25日号）