インドのガンジス河流域に棲息するガンジスカワイルカは、近年の人間活動により棲息環境が悪化し2000頭程度に激減、絶滅が危惧されている。濁った水中に棲息し、ほとんど目が見えないこのイルカは、「クリック音」と呼ばれる超音波を頻繁に発しながら周囲の環境を把握(エコロケーション)、捕食活動を行っている。研究チームはこの「クリック音」を水中マイクロフォンで録音、三角測量によりイルカの三次元的位置を特定する音響観測システムを開発した。その過程では測定器への安定電力供給への課題等も克服し、ガンジス川ナローラ地区で11月から来年2月の長期観測を開始した。同モニタリングでは携帯インターネットを通じて、二次元軌跡情報が世界中の関係各位に発信されている。
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