8月21日(木)と22日(金)の2日間、本学総合研究博物館小石川分館において、夏休み「サイエンス&ものづくり」講座2003が行われた。対象は小学4年生から中学3年生までで、子どもたちは鏡箱作りに没頭した。
■科研費を不正流用 カラ出張で副学長辞任 似田貝香門教授 似田貝香門副学長の研究室が、1998年度から3年間にわたり、日本学術振興会の科学研究費補助金(科研費)を不正流用していたことが明らかになった。似田貝副学長は「大学に対して迷惑をかけられない」として1日に辞表を提出、受理され、8日に文部科学省が解職を発令した。 似田貝副学長は、阪神大震災後のボランティア団体の活動をテーマとした研究の代表者として、1998年度から3年間にわたり、科研費1770万円を支給された。そのうち1000万円近くが出張などの旅費として支給されていたが、そのうちの約490万円がカラ出張だったという。似田貝副学長によればこれらの不正に受給した補助金は他の研究費に充てられており、私的流用は行われていないという。 本学では文学部内に調査委員会を設け、不正の全容解明に取り組むとともに、似田貝副学長の処分を検討する。 本学では医学系研究科の堤治教授が科研費を不正流用したとして、停職一カ月の懲戒処分を受けたばかり。この問題を受けて記者会見に臨んだ佐々木毅総長は、補助金の不正流用に関して大学が複数の情報を把握していることを明らかにしたが、その中には似田貝副学長の名前も挙がっていたという。 似田貝副学長の辞任を受けて本学は12日に臨時評議会を開き、後任に前法学政治学研究科長の渡辺浩教授を起用することを決めた。 (3面に関連記事) ■レーザー伸縮計を設置 本学地震研究所 地震研究所は、京大理学研究科と共同で、神岡鉱山の地下約1000mに、世界最高感度のレーザー伸縮計を設置した。 レーザー伸縮計が設置された場所は宇宙線研究所の観測装置「スーパーカミオカンデ」と同じ神岡鉱山の地下坑内。ここに新たにトンネルを掘り、東西方向と南北方向にそれぞれ1本ずつ長さ100mのステンレス管を設置した。パイプ内を真空にしてレーザー光を通し、両端の距離を連続観測、岩盤がひずむとこの距離が変動して検出できる仕組みになっている。0.01ナノメートル(ナノは10億分の1)の岩盤の伸縮を検出できるため、地震波が起きない「サイレント地震」などの観測が期待されている。
似田貝香門副学長の研究室が、1998年度から3年間にわたり、日本学術振興会の科学研究費補助金(科研費)を不正流用していたことが明らかになった。似田貝副学長は「大学に対して迷惑をかけられない」として1日に辞表を提出、受理され、8日に文部科学省が解職を発令した。 似田貝副学長は、阪神大震災後のボランティア団体の活動をテーマとした研究の代表者として、1998年度から3年間にわたり、科研費1770万円を支給された。そのうち1000万円近くが出張などの旅費として支給されていたが、そのうちの約490万円がカラ出張だったという。似田貝副学長によればこれらの不正に受給した補助金は他の研究費に充てられており、私的流用は行われていないという。 本学では文学部内に調査委員会を設け、不正の全容解明に取り組むとともに、似田貝副学長の処分を検討する。 本学では医学系研究科の堤治教授が科研費を不正流用したとして、停職一カ月の懲戒処分を受けたばかり。この問題を受けて記者会見に臨んだ佐々木毅総長は、補助金の不正流用に関して大学が複数の情報を把握していることを明らかにしたが、その中には似田貝副学長の名前も挙がっていたという。 似田貝副学長の辞任を受けて本学は12日に臨時評議会を開き、後任に前法学政治学研究科長の渡辺浩教授を起用することを決めた。 (3面に関連記事)
■レーザー伸縮計を設置 本学地震研究所 地震研究所は、京大理学研究科と共同で、神岡鉱山の地下約1000mに、世界最高感度のレーザー伸縮計を設置した。 レーザー伸縮計が設置された場所は宇宙線研究所の観測装置「スーパーカミオカンデ」と同じ神岡鉱山の地下坑内。ここに新たにトンネルを掘り、東西方向と南北方向にそれぞれ1本ずつ長さ100mのステンレス管を設置した。パイプ内を真空にしてレーザー光を通し、両端の距離を連続観測、岩盤がひずむとこの距離が変動して検出できる仕組みになっている。0.01ナノメートル(ナノは10億分の1)の岩盤の伸縮を検出できるため、地震波が起きない「サイレント地震」などの観測が期待されている。
地震研究所は、京大理学研究科と共同で、神岡鉱山の地下約1000mに、世界最高感度のレーザー伸縮計を設置した。 レーザー伸縮計が設置された場所は宇宙線研究所の観測装置「スーパーカミオカンデ」と同じ神岡鉱山の地下坑内。ここに新たにトンネルを掘り、東西方向と南北方向にそれぞれ1本ずつ長さ100mのステンレス管を設置した。パイプ内を真空にしてレーザー光を通し、両端の距離を連続観測、岩盤がひずむとこの距離が変動して検出できる仕組みになっている。0.01ナノメートル(ナノは10億分の1)の岩盤の伸縮を検出できるため、地震波が起きない「サイレント地震」などの観測が期待されている。
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前国連広報担当事務次長 法眼 健作 氏