1093号(2010年9月25日号)

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著作が小林秀雄賞に

  文・加藤教授

 本学大学院人文社会系研究科の加藤陽子教授が、昨年刊行された著書『それでも、日本人は「戦争」を選んだ』(朝日出版社)により、第9回小林秀雄賞(新潮文芸振興会)を受賞した。小林秀雄賞は、日本を代表する文芸評論家・批評家の小林秀雄氏の生誕100年を記念に創設されたもので、「自由な精神と柔軟な知性に基づいて新しい世界像を呈示した作品に授与する」と規定されている。

 受賞作『それでも、日本人は「戦争」を選んだ』は、神奈川県の栄光学園歴史研究部で中高生を対象に行った5日間の講義がもとになっている。1894年の日清戦争から1945年の敗戦に至るまでの半世紀、戦争を重ねる道を日本人はなぜ選んでしまったのかが、読者とともに考えるスタイルでわかりやすく描かれている。


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