■異常成長の情報公開WEBで無料閲覧可能
本学大学院工学系研究科の小宮山宏教授をリーダーとする東京大学、広島大学、早稲田大学、大阪大学、東北大学、東京工業大学、豊橋技術科学大学の七大学合同研究グループは、金属やセラミックスの製造過程で生じる問題の解決法などを研究者が無料で参照できるWEBサイト「材料プロセスにおける形態・構造制御エキスパートシステム」を開設した。このWEBサイトでは、金属やセラミックスの製造過程で生じた異常な製造物に関して、その形態や製造過程を手がかりに、問題の特定と解決法を探ることができる。
研究グループでは、日本学術振興会の事業として、1996年度から5年間、「材料プロセスにおける異常成長の制御」の研究を行った。材料プロセスにおける異常成長とは、材料製作時に事前の予想とは異なったものが成長することであり、材料工学の研究者の悩みの種となっている。しかし、研究対象が細分化した現在では、他の研究から得られた知見をもとに異常成長の解決法を探ることが非常に困難になっている。そこで研究グループは、国内外から約七百件の異常成長の事例を収集し、異常成長の解決法を他分野の研究事例から導き出せるデータベースを構築、WEB上で公開した。
第74回五月祭が26日(土)と27日(日)に、本郷キャンパスで開催される。今年は約300の団体が参加し、講演会や研究発表、演奏会、模擬店などさまざまな企画が用意されている。 |
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学部長メッセージ
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