■底点安定の傾向に
理1から医学部93点
進振り第一段階進学志望集計
教養学部は25日、平成14年度第一段階進学志望集計結果を発表した。今回発表されたのは、6月中旬に2年生が提出した進学志望届に基づき、各学部、学科の第一志望者数と底点を集計したもの。最近は底点(進学可能な最低点)が安定する傾向にあるが、今年も昨年に比べ大きな変化はなく、この傾向が引き続いたものとみることができる。
文科系では、例年通り教育学部の人気が高く、教育心理学コースでは文3からの志望者の底点が81点と高かった。一方文学部は一部の学科で大幅な定員割れを起こしており、中には志望者0というところもあった。法学部への傍系進学希望者は多く、文3から法学部に進学するための底点は87点だった。
理科系は、理学部と工学部で人気が集中している学科が目立つ。特に理学部生物化学科では、理1 86点、理2 85点と、傍系進学を除けば最も高い底点をつけた。その他にも理学部では情報科学科と天文学科は特に人気が高く、志望者数は定員の2倍以上に上った。また、理1から医学部医学科への志望者は定員1人に対し9人おり、底点は93点である。
希望すれば誰でも進学できる文1から法学部、文2から経済学部、理3から医学部の最低点は順に31点、24点、21点だった。しかし実際は50点未満の場合は進振りの対象とならないため、希望通り進学できない人も出てきそうである。
希望者は、この結果と8月末に交付される第3学期の成績表を元にして進学志望先を変更することができ、9月21日に第一段階選抜による内定者が発表される。第一段階で内定しなかった人は、学科により異なる配点で行われる第二段階選抜に臨むことになる。
(3面に第一段階志望集計結果)
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